ホームページ公開前の事前チェック-Google Chromeのちょっとした癖

2011年10月17日(月)

東京都江戸川区ホームページ制作ブログインウェブ須江です。 兵庫県からネットショップ制作のご依頼を頂いていたお客様のホームページを本日作成している際、ちょっと面白い事象に遭遇しました。 オープンを直前に備え、作成中のホームページのブラウザチェックを行って いました。「ブラウザチェック」というのは、ホームページを様々な環境でチェックするといった作業です。せっかくホームページを公開しても「自分のパソコンではちゃんと見えるのに、お客様のパソコンだとズレて見える」といったトラブルがないように事前チェックします。 レイアウトずれは、Internet Explorer、Firefox、Google Chromeといったブラウザのレンダリングエンジンの仕様がそれぞれ異なるためです。Internet Explorerには、Trident。Firefoxには、Gecko。Safari、Google ChromeにはWebKitといったレンダリングエンジンが搭載されていますが、このレンダリングエンジンとはずばりホームページのプログラムコードであるHTMLを、パソコンで人間の目にわかりやすく表示させる翻訳機のような存在です。 各ブラウザでホームページを閲覧し、ずれている箇所がないかを確認していきます。もちろんずれている箇所があれば修正を行っていきますが、この修正作業が基で、問題のないブラウザでもずれるといったこともあり、結構根気がいる作業なのです。。 さて、今日遭遇した事象はこのレイアウトずれとは全く異なります。「Google Chrome環境のみ、異なる画像が表示される」というものです。正しくは、数日前に更新した画像ファイルがなぜか古い画像のまま表示されているのです。 実はこれ、Google Chromeのキャッシュが原因でした。キャッシュとは、インターネットを閲覧した際のデータをパソコンが一時保管している仕組み、またはその保存しているデータの事です。なぜ保存しているか?それは、1度見たホームページを一時的に記憶しておき、2回目の閲覧時には、インターネットの向こう側にあるサーバーにアクセスせずに、このキャッシュを見る仕組み仕組みをとることで、わざわざインターネットの向こう側まで行く必要がなくなる為です。一度みたことのあるホームページをすばやく閲覧できる隠れた機能ですね。 今回の事象はGoogle Chromeのキャッシュをクリアしたところ、あっという間に消えてしまいました。他のブラウザではこの古いキャッシュが居座ることもなく問題なく更新した画像が表示されており、Google Chromeのキャッシュの仕様によるものでした。 最近のWebデザイナーのお仕事は訴求力のある絵を描くだけでなく、よりエンジニア的な発想・技術がないと駄目ですね。問題解決できて本当に良かった!

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