「すみません、すみません」と繰り返す福島原発の被害者

2011年05月17日(火)

「すみません、すみません」 先日Webサイトを作成させていただいた南相馬市の美容室「ビューティーサロンタカノ」オーナー様と電話で話しをしている際、オーナーの高野様は、しきりに「すみません、すみません」と繰り返す。 突然ですが、皆さんはツイッターをご存知でしょうか? ご存知のない方の為に説明すると、ツイッターとはインターネットでメッセージを発信するミニブログのようなサービス。個人が自分の思いを「独り言」として発信したり、企業が営業用ツールとして活用したりと様々な用途で利用されています。このツイッター、3月11日の震災以降、被災地の方が被害状況や不足している物資の情報を発信したり、ボランティアを募ったりと、最近では震災関連のメッセージを多く目にします。 そんな中、偶然ツイッターで見つけた印象深いメッセージを紹介したいと思います。 メッセージの発信者は大阪のとある女性(@bo_mei_hiromiさん)。 この女性が大阪のご友人へ発信したメッセージです。 ■メッセージ タパさん達が行ってた南相馬市の人達。物資持って行ったら「うちは大丈夫です。他に持って行って」って皆断るんやって。でもちゃんと話したら「家族二人やからおにぎり一個あったら、3日は大丈夫やからもっと困ってる人に」って感じやったらしい。。。凄いぜ福島人 うん。ほんまに頭下がるわ。で「大阪から物資運んできたから他にもちゃんと配るよ。」って事情説明して、やっと受け取って貰えたらしい。それ聞いて「また次考えないと。もっと頑張んないとねっ」て、こっちが力もらったよ。 –ここまで— 大阪からおよそ600キロも離れた被災地、しかも放射線の心配のある福島県南相馬市に支援物資を購入しわざわざ届けてくれたという事に、感謝の気持ちで胸が苦しくなる。それと同時に、こんな時でも「人に迷惑をかけたくない」という福島県民の「いじらしさ」の様な県民性を感じる。 相手に何かしてもらったりモノをもらった際、「有難う」ではなく、「すみません」。相手に「迷惑をかけてしまった」、「面倒をかけてしまった」と、感謝の気持ちより申し訳ないという気持ちが先に出る。 ビューティーサロンタカノオーナーの高野様も、Webサイトが出来た喜び以上に、こんな時期にWebサイトを作ってもらって申し訳ないという気持ちから「すみません、すみません」と繰り返したのだと思う。 「迷惑をかけてはいけない」 そんな想いを内に秘めた福島の人達は原発問題で家を追いやられ、避難先で肩身の狭い思いをしながらたくさんの「すみません」で胸がいっぱいになっている。 なんとか一日でも早く、被災者が自宅に戻れるようにして欲しい。  

ビューティーサロンタカノ

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